はじめに
「留学は人生の転機になる」
そんな言葉を聞くたびに、疑問を感じたことのある人もいるのではないでしょうか?
「本当に?誰にとって?自分にとっても?」と。
でも、実際に数学と英語を通じて“外の世界”を見てきた今の私はこう思っています。
留学は、“転機になる”こともあるし、“転機にできる”こともある、と。
この記事を読もうと思ったみなさんは、少なからず「留学」に興味を持っているのではないでしょうか?
留学に対して興味を持っていても、「自分にとって留学は意味や価値があるのか」というのが気になるところでしょう。
今回は、「留学の意味」についての私の考えをみなさんに伝えたいと思います。
自分のこれまでの経験
これまでの自分の留学を「成功・失敗」で表すのは非常に難しいですが、1つ「これはあった!」と断言できるものはあります。それは、自分の人生に大きく影響を与えるであろう「転機」です。
私に訪れた2つの転機は、どちらも私の留学を「意味のあるもの・価値のあるもの」にしてくれたと思います。
私は高校1年生のときに「英語をしゃべれるようになりたい」「日本を出て海外で生活できるようになりたい」という気持ちでニュージーランドの高校へ行くことを決めました。そこで私は周りの環境にも恵まれ、高校を卒業するまでニュージーランドで過ごすことになりました。その過程で、日本の受験や進学の枠組みから離れ海外の大学を目指せるチャンスを得ました。これが私にとっての1つ目の転機です。
2つ目の転機は、高校2年生から受け始めた IB コースと出会ったことです。IB コースについてはここで深くのべませんが、簡潔に言えば世界中の高校生が受ける教育システムです。そのコースでの研究課題で、私は、「もっと簡単なテーマや科目にした方がいい」という先生のアドバイスを押し切り、数学の長文エッセイを書くことを決めました。これを書く過程で、自分が好きなこと・やってみたいことというのが明確になり、大学で数学を学ぶことを決めました。
私が IB コースと出会い数学を好きになれたことは、留学をしたからこそ生まれた「副産物」だと思います。

この2つの転機は、もし私が留学をせず日本に残っていたら訪れなかったものでしょう。
なぜ転機は訪れたのか
「留学をしていなければ転機は訪れなかった」と聞くと「留学をすれば必ず転機が訪れる」のだと誤解されるかもしれませんが、それは違います。
私に転機が訪れた理由は、留学の過程で「英語をしゃべれるようになりたい」「誰に何と言われてもこのテーマでエッセイを書きたい」という願望を私が持ったからです。
要するに、留学とは「私たちの持つ『~したい』という願望を叶えてくれる舞台」なのです。
留学という舞台は、私の「英語をしゃべれるようになりたい」という願望を現実にしてくれ、さらに、IB コースという新たな選択肢を与えることで私に新たな願望と転機を作り出してくれました。

留学とはすべての人に価値のあるものか
私の経験から言えることは、自分たちの持つ願望が転機を生み出し、その転機が留学に価値や意味を持たせてくれるということです。

私が持っていたような「英語をしゃべれるようになりたい」などの願望と同じように、今留学に直結する願望を持っている人には、どんな結果になっても留学期間に転機は訪れるでしょう。日本で送っていた毎日と全く変わらないということはあり得ないので、いろいろな変化を経験することでしょう。
しかし、留学自体に興味はあっても特別な願望がない人には転機が訪れるという保証はありません。私の場合は、たまたま「大学に入ってやりたいことが見つかる」という転機が留学中に訪れました。しかしそれが、例えば数か月の短期留学でも訪れたとは思えません。留学中に「副産物」としての転機が訪れるかは、留学の期間や環境などに大きく影響するということです。

留学とは、それ自体に価値や意味のあるものであるとは思いません。留学を価値のあるものにするのは、①留学という舞台で叶えたい願望があるみなさんと②運が良ければ出会うことのできる副産物なのです。
留学に対する興味は大きな願望への第一歩
かなり現実的な話ばかりをしてしまったので、「自分に留学は意味ないかも」と思ってしまった方もいると思います。しかし、それは違うと思います。
この記事をここまで読んだということは、少なくとも留学に対する興味があるということです。
留学をした人のブログや YouTube、SNS の中には、あたかも「俺にはこんな夢や目標があった」と言わんばかりに自分の留学を紹介しているものもあります。しかし、実際ほとんどは「なんとなくカッコ良さそうだから」程度の理由です。私が上で書いた話も少し自分の留学経験を美化していると思います。
結局何が言いたいかというと、スタートは興味程度でいいということです。そして、その興味を無駄にしてほしくないということです。
私も今みなさんの「留学への興味を願望へ変える」ような記事を書いています。私以外にもたくさんの人がそのような活動をしています。ぜひそれらの情報を読んだりイベントに参加したりして、みなさんの持つ興味を大きな願望へと変えてもらいたいです。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は、はじめての留学に関する記事だったので自分の中でも何を書こうか迷いました。ただ、自分の中でも留学について一度考え直すいい機会になりました。
留学の意味とは、実は「留学そのもの」ではなく、「自分がどう関わったか」によって生まれる。
つまり、留学の意味とは「あとから作られていくもの」なのかもしれません。
これからも留学に関する情報や私の考えを記事にまとめていきたいと思うので、よろしくお願いします。

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