はじめに
スペイン語文法の2つ目の章は「限定詞」、今回は「配分限定詞」です。
配分限定詞は、全体を一つずつ、もしくは複数のかたまりで「配分する」役割があります。
例えば「それぞれの(=1つずつ)」「100枚ずつ」などです。
該当する限定詞は少なく、今回はよく使われる「cada」のみを取り上げます。
繰り返しになりますが、「限定詞」は
– 名詞と組合せて使われる。
– 名詞を具体的に示す。
– 人と物のどちらにも使える。
という特徴がある単語です。
これらの限定詞について押さえておきたい内容を「基礎編」にまとめました。
基礎編は下記の記事からなります。
→ 第2章:限定詞(基礎編)限定詞とは
→ 第2章:限定詞(基礎編)定冠詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)不定冠詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)不定限定詞(1)
→ 第2章:限定詞(基礎編)不定限定詞(2)
→ 第2章:限定詞(基礎編)所有限定詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)指示限定詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)基数詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)序数詞
・第2章:限定詞(基礎編)配分限定詞(本記事)
→ 第2章:限定詞(基礎編)疑問限定詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)感嘆限定詞
本記事と併せて残りの記事も読むと、限定詞の内容が一通りカバーできます。
ぜひ他の記事も読んでください。
cadaの変化と使い方
「cada」は、日本語の「それぞれの」にあたります。
全体を「1つ」もしくは「複数のかたまり」で配分する限定詞です。
「cada」は、後ろにくる名詞が男性でも女性でも、単数でも複数でも、常に「cada」になります。
後ろにくる名詞 | 男性名詞 | 女性名詞 |
---|---|---|
単数 | cada | |
複数 |
[例]
Cada día hace más calor. 毎日暑くなっています。
「día(日)」は男性形の単数で「1日ずつ」の意味になります。
また、複数の場合には、数詞がついて具体的な単位が示されます。
Cada tres días corro en el parque. 3日ごとに、私は公園を走ります。
「tres días(3日)」は、数詞+複数名詞で、3日という単位ごとに、という意味になります。
最後に
いかがでしたか?
cadaはよくでてくる単語ですので、しっかりと覚えましょう。
「cada」以外には、「sendos/sendas」という配分限定詞があり、例えば、「2人の人がそれぞれお菓子をくれた」のように「複数の人やものがそれぞれ」というときに使われます(使用頻度が低いので応用編で紹介します)
¡Hasta luego(またね)!
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