第4章:代名詞(基礎編) 不定代名詞(3)

文法(スペイン語)

はじめに

不定代名詞の種類

不定代名詞は「はっきりと特定されていない人や物、場所」を指す代名詞です。

主な不定代名詞には、以下のものがあります。

「uno/una/unos/unas」 ある人、ある物
「alguno/alguna/algunos/algunas」 いくつかの、誰か
「ninguno/ninguna」 1つも~ない
「algo」 何か
「nada」 何も~ない
「alguien」 誰か
「nadie」 誰も~ない
「otro/otra/otros/otras」 他の人、他の物
「cualquiera」 誰でも
「quienquiera」 誰であろうとも
「mucho/mucha/muchos/muchas」 多量の、多数の
「poco/poca/pocos/pocas」 少量の物、少数の人や物
「varios/varias」 数個・数人
「bastante/bastantes」 かなりの数や量の物・人
「demasiado/demasiada/demasiados/demasiadas」 多すぎる数や量の物・人
「tanto/tanta/tantos/tantas」 そんなにたくさんの物・人
「todo/toda/todos/todas」 全部・全員
「más/menos」 より多くの物・人、より少ない物・人


この記事では、後半の6つの不定代名詞を説明します。

不定代名詞の変化と意味

varios/varias

「varios/varias」は、不特定の「数個・数人」を意味します
限定詞と同様に、代名詞でも複数形のみが使われます。

変化は以下の通りです。

 男性形女性形
単数形(存在しない)
複数形variosvarias

[例] 
Varios marcaron goles. 何人かがゴールを決めた。

bastante/bastantes

単数形、複数形ともに、「かなりの数や量の物・人」」を意味します。
単数形は不加算名詞に使われて、複数形は可算名詞に使われます。
性変化はしません。

変化は以下の通りです。

 男性形女性形
単数形bastante
複数形bastantes

[例] 
不可算名詞の場合:
He bebido bastante. 十分飲んだ。

可算名詞の場合:
He comido bastantes. たくさん食べた。

demasiado/demasiada/demasiados/demasiadas

単数形、複数形ともに「多すぎる数や量の物・人」を意味します。
単数形は不加算名詞に使われて、複数形は可算名詞に使われます。
対象の性により、性変化します。

変化は以下の通りです。

 男性形女性形
単数形demasiadodemasiada
複数形demasiadosdemasiadas

[例] 
不可算名詞の場合:
No quería demasiado. 私はそんなに多くのものは欲しくなかった。

可算名詞の場合:
Demasiados quisieron regalos. プレゼントを欲しがった人が多すぎた。

tanto/tanta/tantos/tantas

「そんなにたくさんの物・人」を意味します。
対象の名詞により、性数変化をします。

変化は以下の通りです。

 男性形女性形
単数形tantotanta
複数形tantostantas

[例]
Los aficionados no esperaban tanto. ファンはそんなに多くのことを期待していなかった。

todo/toda/todos/todas

「todo」は物と人の両方に対して使われて、「全部」「全員」を意味します。

指示する名詞により、性数変化をします。

また「todo」は中性単数形としても使われます。
(中性形は、抽象的な概念や不特定のことを指すので、複数形は存在しません)

変化は以下の通りです。

 男性形女性形中性形
単数形todotodatodo
複数形todostodas(存在しない)

[例]
Todos se alegraron de la victoria del Arsenal. 全員がアーセナルの勝利を喜んだ。

más/menos

「más」は、「より多くの物・人」を意味します。
性数変化はしません。

[例]
Tengo dos muñecas, pero ella tiene más. 私には人形が2つあるけど、彼女はもっと持っている。


「menos」は、「より少ない物・人」を意味します。
性数変化はしません。

[例]
No quiero menos. これより少ないことは欲していない(これより少ないのは嫌)

最後に

いかがでしたか?


今回の記事でも、量に関する代名詞がいくつかでてきました。
でもどちらがより多いのか、わかりにくかったかもしれません。

そこで、ざっくりとですが、量の少ない順に並べてみました。

poco 足りない

bastante 必要なだけある

tanto 同じくらい

mucho たくさん

demasiado 多すぎる

todo すべて(100%)


今回の代名詞の章は、「mucho」だったでしょうか(笑)


Bueno, nos dejamos aquí.
¡Hasta luego!

参考文献

文法編をまとめるにあたり、次の書籍を参考にしています。
『スペイン語基礎文法 規則と用法(SGEL)』
『本気で学ぶスペイン語 基本問題430(菅原 昭江)』
『極める!スペイン語の接続法ドリル(菅原 昭江)』

文法(スペイン語)
Toru
この記事を書いた人

スペイン語の学習歴は20年以上。
スペイン語検定3級(英検準1級相当)を取得しています。
毎日スペイン語でニュースを聞きながら学びを続け、語学力向上のために日々努力しています。

これまでに45ヵ国を訪問し、国際的な経験を積んできました。
スペイン語と英語の通訳ボランティアを行い、現在はアルゼンチン人の同僚と共に働きながら、日本にいながらも日常的にスペイン語で会話しています。
このサイトを通して、自分が行っている勉強法や実践的なスペイン語の使い方を共有していきたいと考えています。

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