はじめに
スペイン語文法の第2章「限定詞 基礎編」の最後は「感嘆限定詞」です。
感嘆限定詞は「なんて」や「ものすごく」のように驚きを表現します。
この記事では「qué」と「cuánto」の2つの感嘆限定詞を紹介します。
繰り返しになりますが、「限定詞」は
– 名詞と組合せて使われる。
– 名詞を具体的に示す。
– 人と物のどちらにも使える。
という特徴がある単語です。
これらの限定詞について押さえておきたい内容を「基礎編」にまとめました。
基礎編は下記の記事からなります。
→ 第2章:限定詞(基礎編)限定詞とは
→ 第2章:限定詞(基礎編)定冠詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)不定冠詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)不定限定詞(1)
→ 第2章:限定詞(基礎編)不定限定詞(2)
→ 第2章:限定詞(基礎編)所有限定詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)指示限定詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)基数詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)序数詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)配分限定詞
→ 第2章:限定詞(基礎編)疑問限定詞
・第2章:限定詞(基礎編)感嘆限定詞(本記事)
本記事と併せて残りの記事も読むと、限定詞の内容が一通りカバーできます。
ぜひ他の記事も読んでください。
quéの変化と使い方
「qué」は、「なんて」「ものすごく」などの驚きを表現します。
「qué」は性数変化をしません。
後ろにくる名詞が男性でも女性でも、また単数でも複数でも、常に「qué」になります。
| 後ろにくる名詞 | 男性形 | 女性形 |
|---|---|---|
| 単数 | qué | |
| 複数 | ||
[例]
¡Qué calor hoy es!
今日はなんて暑いのだろう!
[qué] + [名詞] の語順になります。
cuántoの変化と使い方
「cuánto」は量についての驚き、「なんて多くの」を表現します。
「cuánto」は変化をします。
– 可算名詞の前にくる場合は複数形
– 不可算名詞の前にくる場合は単数形
が使われます。
また、後ろにくる名詞が男性か女性で変化をします。
| 後ろにくる名詞 | 男性形 | 女性形 |
|---|---|---|
| 単数(不可算名詞) | cuánto | cuánta |
| 複数(可算名詞) | cuántos | cuántas |
[例]
¡Cuánto trabajo queda por hacer
なんてたくさんの仕事が残っているのだろう!
「trabajo(仕事)」が不可算(単数)の男性名詞なので、[cuánto] が使われます。
最後に
いかがでしたか?
今回とりあげた感嘆限定詞で、限定詞の基礎編を終わりです。
何度も出てくる重要な言葉ですので、頑張って覚えましょう。
¡Hasta luego(またね)!


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