はじめに
この記事では、「平面図形の特徴と種類」を解説します。特に今回は、図形のもっとも根本的な部分である「辺・点・角」に関する名称を紹介します。
また、三角形・四角形・円について詳しく解説した中級の記事や、多角形やより細かい話題について解説した上級の記事を読みたい方は下のリンクから飛んでください。
→ 平面図形の特徴と種類(中級)
→ 平面図形の特徴と種類(上級)
(所要時間:5分)
単語・表現の一覧
単語・表現 | 意味 |
---|---|
plane figure | 平面図形 |
two-dimensional figure, 2D figure | 平面図形 |
plane shape, 2D shape | 平面図形 |
angle | 角 |
ここでは、上の単語以外にも多くの単語を紹介します。
単語の解説
平面図形を英語で
平面は英語で「plane」と言い、図形は英語で「figure」と言います。
なので、平面図形は英語で「plane figure」となります。
「plane」は「airplane(飛行機)」の略語としても使われますが、これもラテン語の「planus(平らな、平坦な)」に由来するので語源は同じです。
また、「figure」という単語にはいろいろな意味があります。
しかし、どれも「明確な形」という意味を含みます。
例えば、「数値」には「何かを“形”作る数」、「比喩(figure of speech)」には「修辞技法で特定の効果を生み出すために、言葉を“形”作る方法」などの意味を持ちます。
また、平面を二次元空間とも考えることができるので「two-dimensional figure」もしくは「2D figure」ということもできます。
さらに、「形」という意味で「shape」を使うこともできます。
そのため、「plane shape」や「2D shape」とすることも可能です。
辺と点
まず、辺と点に関わる単語を見ていきましょう。
名称 | 英語 |
---|---|
直線 | line もしくは straight line |
曲線 | curve |
頂点 | vertex もしくは corner |
辺 | side もしくは edge |
対角線 | diagonal |
(長方形などの)縦 | length |
(長方形などの)横 | width |
交点 | vertex もしくは point of intersection |
ここでいくつか注目すべき点を紹介します:
- 「頂点」を表す単語として正式なのは「vertex」です。「corner」を使うと、内容によっては「角」という意味と混同してしまい分かりにくくなります。
- 「辺」を表す単語として正式なのは「edge」です。「side」を使うと分かりにくくなります。
- 「vertex」の複数形は「vertices」です
- 「vertex」は「頂点」と「交点」の二つの意味で使われます。
図で表すと次のようになります。


直線(line, straight line)とは正確には「終わりがなくどこまで続く線」を指します。
それに対して、小学校ではあまり使われないですが「始まりと終わりがある線」を「線分」と言います。
英語では「line segment」と言います。
角
まず英語で角は「angle」と言います。
その他の単語も紹介します。
名称 | 角度 | 英語 |
---|---|---|
鋭角 | 0°より大きく90°未満 | acute angle |
直角 | 90° | right angle |
鈍角 | 90℃より大きく180°未満 | obtuse angle |
内角 | ー | internal (interior) angle |
外角 | ー | external (exterior) angle |
図で表すと次のようになります。


記事のまとめ
単語・表現 | 意味 |
---|---|
plane figure | 平面図形 |
two-dimensional figure, 2D figure | 平面図形 |
plane shape, 2D shape | 平面図形 |
angle | 角 |
最後に
いかがでしたか?
今回の内容は、図形の名称を覚えるだけなのでそこまで難しくなかったと思います。ただ、どの単語が図形のどの部分に当てはまるかは、私が作った図なども参考にしながら視覚的に覚えるのがいいと思います。
次の中級では、三角形・四角形・円などの名称をそれぞれ見ていきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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